CDS のカタログ検索サービス "VizieR"
2004, July 19, by Koichi NAKAJIMA (Hitotsubashi Univ.)
VizieR とは?
VizieR の使い方。
Aladin の使い方。
VizieR は、WEB 上で容易に、天体カタログを探したりカタログデータを抜き出したり
することのできる tool で、CDS と
ESA-ESRIN が共同開発
したもの。CDS の Aladin サービスにより、結果の画像表示も可能。
==>
VizieR の歴史(英文)
- VizieR Service 画面
に入り、最初にカタログを選ぶ。方法は
- カタログ略称(HD、Arp、RC3 など)を入力。
- カタログ略称の一覧表から選ぶ。
- カタログ番号(III/135A = HD、VII/155 = RC3 など)から選ぶ。
- あるいはカタログの著者名、キーワードなどから、複数のカタログを選び、
次の Catalogue Selection Page でさらに絞り込む。
- Kohonen Self-Organizing Map というカタログ分類図を利用して、object 別
にカタログを選ぶこともできる。
- Submit して選んだカタログが複数ある場合は、Catalogue Selection Page に
なるので、そこでさらに絞り込む。(左端のボタンを使う。複数選択可。)
- 選んだカタログの中に、表が複数個ある場合は、それらをさらに絞り込む。
(左端のボタンを使う。複数選択可。)
- 次に VizieR Search Page になるので、ここで天体位置の範囲、明るさの条件、
などを入力して、データを取得する。
- 選出すべき
天体の指定法(英文)/
(略説和文)
は、いろいろある。また、これらを組み合わせてリスト
を作り、ファイルにしておいて、
一括検索
することもできる。
- データの出力形式も選んでおく必要がある。default では html の table 形式だが、
タグが多いため、大量の出力の場合は ascii 形式が効率的。
- カタログデータが選出されると、VizieR Result Page となる。ここにデータの
概略が表示される。
- 各データの左端の番号をクリックすると、VizieR Detailed Page となり、
個々のカタログデータの詳細が表示される。
- ページ末尾に Aladin へのリンクがある。これを用いて、出力データを天体画像に
重ねて見ることができる。
- 途中の各ページで、カタログ名やカタログ番号の部分をクリックすると、
Detailed Description of <カタログ番号> のページになり、カタログの
ReadMe ファイルが見られる。
-
VizieR FAQ (英文)もある。
- VizieR の仕組み(和文)など。
(ブラウザに java applet の機能が組み込まれていることが必要。)
VizieR の検索結果が表示されると、その下に Aladin-Java へのリンクが2種類表示される。
"Plot of */***/catalog .." の方は検索データの分布図のみ表示、"Optical Image .." の
方は DSS-1 などの画像を重ねて表示する。
表示された画像・データの名称が、画面右に「パネル」の重ね合わせとして示される。
このパネルを右クリックすることによって、画像を隠したり消去したりすることができる。
また、上端の [Load] ボタンから、DSS1, DSS2, 2MASS などの Aladin 画像や SkyView 画像などを
取り込むこともできる(Aladin 画像は [SUBMIT] ボタンで表示)。
Aladin-Java に入ると、VizieR には戻れない。
==> 詳しくはAladin 説明ページ(英文)
御質問などは MAIL:
data_center@dbc.nao.ac.jp へ。